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エヴァンジル:
おっと、そうこうしているうちに、どうやら第48週に到達したようだね。
ちゃんとアストラッドも無事だ。さて、状勢のほうは……。
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ディクトール:
うむ、ロザーンジュ、ポンパドール、ロクス・ウィリデスのほかに、
レメディオスとエプヴァンタイユが王女派か。
後半にだいぶ圧されたな。
……バスティアンとオベルジーヌ、そしてロドヴィックのところは、領主不在になっておるな。
健在な10領地のうち、5領地が王女派になっているが……。
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エヴァンジル:
10のうち5では、過半数ではありませんね。このままではフィーリア姫は勝てない。
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ディクトール:
ブラッドベリーの司教殿が残っている。彼がどう動くか……。
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エヴァンジル:
ああ、なるほど。彼がいましたね。
『剣の誓約の儀』がどうなるのか、気になりますが……。
その前に、最後の日の夜の様子を見てみましょう。
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エヴァンジル:
王の試練の期間が終了した夜には、仲良くなった騎士や領主を、呼ぶことが出来る。
一度に複数と仲良くなっておくことも出来るけれど……。
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アストラッド:
あっ、ヴィンフリートが呼べる!
じゃあ早速!
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エヴァンジル:
まてまてまて!
呼ぶことが出来るのは一人だけなんだよ!?
そんなことをしたら、フィーリア姫を執政官に取られてしまうぞ。
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アストラッド:
あっ……そうかあ。
でも、フィーリアの立場で考えたら、やっぱりヴィンフリートを選ぶんじゃあ……。
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エヴァンジル:
……自信を持てよ、アストラッド。
フィーリア姫のためにがんばっていた君は、かっこよかったぞ?
きっと彼女は、君を選んでくれるさ。
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アストラッド:
……うん、わかったよ!
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エヴァンジル:
やれやれ、世話が焼けるね子だね……。
執政官の気持ちがちょっとわかるな。ほっておけない。
さて、彼とフィーリア姫との間に、どんなロマンスがあるのか……。
そこまで解説するのは、野暮ってものだね。
きっと幸せになったと、信じよう。
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ディクトール:
ふぅ……。つまらん話は終わったかな?
ではいよいよ大詰め、剣の誓約の儀だ。
結果は……。
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ディクトール:
司教め! ここで王女派に転ぶとは!
これで王女が勝利というわけか。ふん……、つまらん!
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エヴァンジル:
おっさんおっさん。負けたからってそりゃあないでしょう。
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ディクトール:
誰がおっさんかっ!
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エヴァンジル:
はっはー。負けて立場を失ったあなたなんて、ただのおっさんじゃないですか。
フィーリア姫とアストラッドの明るい未来のためにも、ここでまっぷたつに……。
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ディクトール:
ま、待て、話せばわかる!
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エヴァンジル:
大丈夫! 舌先三寸ならどうせ私が勝つから!
というわけで、問答無用っ!
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ディクトール:
うわああ〜〜〜〜〜……。こ、こんなはずでは……。
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エヴァンジル:
さて、こうしてフィーリア姫と騎士たちの、一つの物語は終わる。
でももちろん、これで全てが終わりじゃないよー?
なんといっても、私とフィーリア姫との物語がまだだし、
他にも多くの騎士たちがいて、多くの出来事がある。
フィーリア姫が進む道だって、色々とあるだろう。
次回はそんな色々な遊び方を、追って見たいと思う。
楽しみに待っていてほしいな。
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【第4回につづく!】
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